呼吸器内科について
「なかなか咳が止まらない…」
「体を動かすとすぐに息切れがする…」
「痰が出て胸のあたりに痛みを感じる…」
日常生活でよくあるこれらの症状、病院に行くほどでもない、きっとそのうち良くなると思い放置していませんか?
実はこれらは呼吸器系の疾患が疑われる症状なのです。
呼吸器とはその名の通り「呼吸に関する臓器」のこと。人は鼻から息を吸い肺に酸素を取り入れ、二酸化炭素を体外に排出します。その時通る鼻腔、咽頭、喉頭、気管、気管支、肺。これらが呼吸器です。
呼吸器内科とは、呼吸に関するさまざまな症状を専門的に診る科。もし呼吸をする時に少しでも違和感があればお気軽にひばりクリニックにご相談ください。
呼吸器疾患が疑われる症状
- 咳が長時間止まらない
- ヒューヒュー、ゼーゼーという咳が出る
- 階段を登ったり軽い運動をするとすぐに息が切れる
- 痰に血が混じっていた
- 胸のあたりが痛い、苦しい
- イビキが大きく、睡眠中に息が止まる事があると指摘された
- 十分睡眠を取ったはずなのに日中眠たくてたまらない
上記は一例ですが、これらの症状がある場合は呼吸器疾患の可能性があります。放置して悪化する前に、お気軽にひばりクリニックまでご相談ください。
主な呼吸器系の病気・療法
気管支ぜんそく
気管支の筋肉が収縮し、呼吸が苦しくなる病気です。息をするたびに苦しく、ヒューヒュー、ゼーゼーという音(喘鳴)がする。咳が止まらず痰も増える、というのが主な症状です。
COPD(慢性閉塞性肺疾患)
主に喫煙が原因で肺に慢性の炎症が起こり、喫煙者の約2割に発症することから別名「たばこ病」とも呼ばれる病気。階段の上り下りなどちょっと体を動かしただけで息切れがする、咳や痰がひんぱんに出るのが主な症状です。
アレルギー性鼻炎
アレルギー性鼻炎には通年性と季節性の2種類があり、通年性はほこりやダニ、季節性はスギ花粉が原因で起こる病気。くしゃみ・鼻水・鼻づまり・目のかゆみ・涙目・のどのかゆみなどが主な症状です。
肺炎
主に病原となる微生物が肺の中にある肺胞内に感染して起こる炎症です。咳・発熱・悪寒・頭痛・関節痛・倦怠感・食欲不振などのほか、膿のような色のついた粘り気のある痰が出たり胸に痛みを感じます。特に60歳以上の方や何らかの基礎疾患を持ってる方は重症化しやすい病気です。
自然気胸
肺の中にある嚢胞(空気の袋)が破裂して肺の中の胸膜内に空気が漏れ出す病気です。やせ形の若い男性に多くみられます。軽度だと体を動かした時に息切れを感じる程度ですが、状態が悪いと突然胸の痛みを感じます。
睡眠時無呼吸症候群
特に中年以降で肥満傾向のある男性に多くみられる症状です。1時間あたりの睡眠で10秒以上の無呼吸が5回以上、もしくは7時間程度の睡眠で10秒以上の無呼吸が30回以上起こる方は診断の対象となります。
在宅酸素療法
慢性呼吸不全で酸素吸入が必要な方に、ご自宅や外出先で酸素吸入をする治療法です。対象となる主な病気はCOPD(慢性閉塞性肺疾患)・間質性肺炎・肺線維症・肺結核後遺症などです。長期入院の必要性が減り、ご自宅や外出先で酸素吸入が行えるのでQOL(生活の質)の向上に役立つと社会的にも高く評価されています。